接客業ってやっぱりHSPじゃ向いてないのでは…
そう考える方が多いと思います。
人は嫌いではないけど、繊細過ぎてせっかく働いても続かない…
でも人と関わる仕事に興味がある。
そんな方に、HSPで過去に接客業の経験がある私が自分なりの記事を書いてみました。
ぜひ参考にしてみてください
接客業にもし挑戦するならば、
一度こちらを読んでほしいなと思います。
接客業はHSPさんに向かないと言われる理由
実際に接客業をしてみて、向かないという理由に以下の3点があります。
- 様々なお客様に対応しなければならない
- 接客以外の業務があり、マルチタスク
- 素早い対応を常に求められる
ひとつずつ見ていきましょう。
1.様々なお客様に対応しなければならない
接客業をすると、色々なお客様と関わることになります。
いい人もいればキツイ言葉や理不尽な事を言う人、非常識な人もいるのが接客業。
忙しい中でも十人十色なお客様に臨機応変に対応しなければいけません。
HSPさんは感受性が豊かなため、
接客で嫌なことがあると人一倍傷いたり、引きずる事も。
2.接客以外の業務があり、マルチタスク
接客業はマルチタスクで常に忙しいです。
接客以外では
電話応対、レジ、棚卸し、商品管理、発注、
また店長になると従業員教育や会議等も発生します。
HSPさんはマルチタスクが苦手な方が多く、マイペースに仕事をこなす方が向いています。
なので、接客業の様な忙しい環境だとHSPさんは定着しにくいと言えます。
3.素早い対応を常に求められる
接客業はお客様第一です。
商品を素早くお渡ししたり、
お待たせしないように常に先を見て行動する必要があります。
繁忙期や人気店、駅前店だと更に忙しくなり、対応するスピードが遅いと職場の雰囲気が悪くなったり、クレームに繋がる恐れもありHSPさんは非常にストレスになります。
じゃあ接客業、やめたほうがいい?
こんなに大変なら接客業はやめたほうがいいの…?
確かに接客業は心身共に疲れてしまいがちです。
ですが、選びようによっては思ったよりも続く働ける事もあります。
なるべくゆったりした職場を選ぶ
忙しい所だと慌ててしまい、かえってミスが増えてストレスになりかねません。
大型店舗や常に忙しそうな繁盛店は避けましょう。
比較的繁忙期や混む時間帯以外はゆったりと過ごせます。
飲食店は避けたほうが良い
飲食店や居酒屋だと、回転率や注文の多さでどうしても忙しくなりがちです。
ホールもそうですがキッチンも気が休まらない事が多いです。
また、場所によって大きな声で対応する必要もあるため、声を出すのが苦手な方は避けましょう。
どうしてもやってみたい場合は、受けたいお店の様子をよくリサーチして判断するのをおすすめします
その会社が好きならキャリアアップを視野に入れる
正社員として働けば店長になったり、
更にはSV(スーパーバイザー)やエリアマネージャー、本社勤務になる人もいます。
SVやエリアマネージャーはお客様と接する機会が減り従業員を支える管理職になるため、そちらの仕事を目指すのもありです。
但し、すぐにステップアップとは当然いかないので、長い目で見れる方には合うでしょう。
おすすめの接客業
私がおすすめする接客業の業種は以下の3点です。
- 百貨店
- 個人店
- 受付
百貨店
私は某有名百貨店のテナントとして勤務していましたが、
客層が比較的落ち着いた方が多く、また一人のお客様に丁寧に時間をかけて接客するので
HSPさんでも焦らず対応できます。
注意点としては、いわゆるデパ地下ではかなり忙しいため、アパレルや雑貨などがいいです。
また、百貨店は包装作業や熨斗紙をかける事もあるため、手先が器用な方は喜ばれますよ。
個人店
規模が小さく家族経営だったり、地域密着型の小売り販売は常連客が多く、
顔なじみになれば接客する際に気持ちが少し楽になります。
経営者との相性や人手不足の懸念もありますが、
チェーン店よりもゆったりした環境で働けます。
受付
おすすめは予約制のお店の受付です。
予約制だと事前に把握しているためスムーズに接客でき、
お客様も常連さんが多くお話しやすいです。
小売りよりもどちらかといえば事務に近いため、
モノを売るより人を案内したり、企業の顔として勤めたい方にぴったりです。
まとめ
接客業は直接お客様と接する大事なお仕事です。やりがいもあり経験して損はありません。
しかし、繊細な方はそれそれでもしっかりとできるだろうか、怖い思いをするんじゃないか、と不安になるかも知れません。
今回お伝えした事は、あくまで私が経験した範囲でのお話。
接客業を試しにやってみてもよし、
他の仕事にチャレンジするのもよしです。
実は接客業をしてから、意外と知らない人とも話せるようになれたよ
もし接客業がきつくても、失敗しても、他に必ず生かすことができます。
zoomや電話での対応も接客業の経験が無かったらすごくテンパってたかも知れません。
HSPの適職は必ずしも万人に当てはまる訳ではありません。
接客業をしてみて楽しいかも、ちょっと頑張りたい、と思えそうなら
自分のペースでいいので一歩ずつ進んでみて欲しいです。